予め指定した「贈り物」 オーストリアからのメール↑ ウェーツェー、ペーツェー、ヴェーツェー
■不眠症に悩まされる?
夜が来る。
ベットに入るとき、あなたはパジャマですか、寝巻きですか。それとも、何もなし、ですか。
良く寝れますか。
変な質問をする人だとお思いになるかも知れませんね。
先日、ある方が「肩が凝った、痛む」と言って来た。「揉んでくれよ」とも言って来た。 市民プールの責任者の一人、私の知り合いであった。
どれどれと私は揉み始める。
「俺はね、裸で寝るんだよ」
別に質問した訳ではなかったが、そんなことを言う。
「ほお〜」
私は内心、そんなものなのか、と感じ入ってしまった。
「ところで、お前はどうなのか」
そんな質問が次に出て来るかと、ちょっと構えたが、お互いに暫し黙ったままであった。
「寝室の窓は開けっ放しですか? そうでしょう?」私から質問した。
「もちろんだよ」
「掛け布団とかは?」
「そんなものは必要ないよ」
「風に当たったんですよ」
「まあ、そういうことだな」
夏でのことであった。
数年前、お供としてベトナムに出張した。
我々三人は別々の部屋に泊まることになったが、長い飛行機の旅の後、暫く同じ部屋の中で一緒に休憩を取った。
ホテルの部屋に入るといつものことなのかもしれないが、社長はそこに置いてあるテレビのスイッチを入れる。
西洋映画が流れてきた。
西洋の夫婦がちょうどベットに入ろうとする画面が見えていた。
それを見た社長は副社長に向かってこう質問した。
「ちょっと参考までに聞きたいのだが、君の家では夜、寝るときはシャツもパンツも着けないで寝るのかい?」
私は傍で黙ったまま、聞き耳を立てていた。
副社長はどう返事をするかとちょっと興味津々、具体的な答えを聞けるものと息を凝らして聞き耳を立てていた。
「そんなこと・・・・・、」
そんなこと、、、、、言えませんよ、ということだったのでしょう。
そういことで副社長宅ではどうなのかは聞けなかった。
男三人それぞれにはもちろん、妻子がいて、それぞれの生活がなされている。
同じ会社で働いている男達だけの間柄ではあったが、個人的な質問に対してはノーコメントであった。
夜、―――昼でも良いのですが、寝付けないという方はオーストリアにはたくさんいるようです。
何故でしょうか、色々と原因があるのでしょう。天候の所為でしょうか。
ストレスが溜まり過ぎているのでしょうか。
色々と悩みがあるのでしょうか。
解決しなければならない個人的な問題があって、気になって寝入れないのかも知れません。
内的な理由やら、外的な理由やら、と。
先日、真夜中、午前2,3時ごろだったでしょうか、私は熟睡中だったのですが、サイレンのような音がやけにハッキリと寝耳に届き、
全く寝耳に水、いや、音であったが、うるさくてうるさくて早く何とかならんかなあ、
と思っていただけであったが、近所に何が起こっ
たのか、起き上がって確認する行為に出ることもなく、あれは隣近所に対する安眠妨害だ! と心の中で叫び続けていたが、何時まで経
っても鳴り止まらない。
誰か不審な人が自動車のドアを不用意に開けようとすると自動的に警笛が鳴るようになっているらしい。
誰かが開けようとしたのだろう。
突然、闇夜に鳴り響き渡って、暫くしたら止むだろうと楽観していたら、全然止みそうもない。
何をしているのか!? 早く何とかしろ! 鳴りを早く止めよ!
西洋人は静かに寝ることに非常に神経を使うようだ。それを知っているのだろうか。
ここにはオーストリア人だけではなく、外国人(わたしも外国人ですね)も住むようになって、色々な人種が表面的には一緒に住んでいる。
トルコ人や、アフリカ人やら、そして日本人やら、ヨーロッパのほぼ真ん中にあり、
隣国に囲まれた陸地の国、オーストリアは国際的な国と言っても良い
でしょう。
真夜中の、突然の警笛のために安眠、熟睡を破られ、
その為に朝を迎えるまでもう寝ることが出来なくなってしまったらしい。翌朝とい
うか、ご近所の人に聞いてみると、起床は寝不足気味という気分であった、と。
まるで私が引き起こしたとでも言った口吻。私に文句を
言ったって、私だって被害者ですよ!
人間、健康であるためには一日、少なくとも8時間の睡眠が必要だとか。
かのナポレオンさんは一日3時間しか眠らなかったとか。そんな人もいる。
自分はどのくらい睡眠が必要なのか。
外の気温が氷点下になる冬、頭に何も身に着けていないと頭痛になる、
そんな厳しいオーストリアの冬。
寒い、いや冷たい季節を迎えると睡眠時間も自然と長くなりそうだ。
8時間以上も床の中にいたいと思ってしまう。でも、仕事をする人はもう6時、7時に起きなければならないらしい。
寒い、いや冷たい朝の目覚めはこの私にとってはちょっと堪らない。
さて、オーストリアでは不眠症に悩まされている人が多いらしい。
そんな話題が新聞、雑誌に記事としてよく載っている。
どうしてこんなに多いのだろうか、と記事を書いている人は嘆いているのか。
病的だ。病的だよ。不眠症というのは病なのだろうか。
日本に比べれば人口も少ないのに、、、、、、と思ってしまう。
眠れない、眠れないと眠れないことに意識を集中するよりも、一層のこと、開き直ってしまった方が宜しいかもしれない。
眠れいなら眠れないでも良い。どのくらい眠れないで入られるか、ちょっと実験でもしてみよう。
そんな風に私はちょっと自分に対して賭けをしてみることもある。世界記録を樹立して、ギネスブックにでも載せてもらおうか。
科学が大幅に発達して、人類は宇宙にロケットを飛ばし、宇宙船に乗って宇宙旅行をしている時代だ。
普通の人でも莫大の大金を払って宇宙観光の如く宇宙を回って帰って来たという。
大規模なことを征服しつつある人間、人類でもありますが、人間自身をまだ完全には理解出来ていないとも言われます。
自分のことは自分が一番知っているとも言われますが、本当でしょうかね。
人間の基本的な欲求の一つでもある、
この睡眠欲。快適な睡眠を得ようと苦労、苦心、腐心している人、またそれを研究の対象としている 研究者たち、でも現実にこうして不眠症(不眠病?)で苦しんでいる人、精神的にも本当の意味での健康とは言えない、そんな人たちがいるということ。
昨晩、ひょんなことで、まるで導かれるかのように、あることをすることで心地良い眠りの世界にすうっと入っていける自分を発見しました。
<両の足裏を摺り合せる、これ!>
寒い時、両手を摺り合せて暖を取ろうとするように、両足の裏でそれをする。
息を吹き掛けることは省略。省略はいやだという人は省略せずにやってみたらよいでしょう。
両足の裏の摺り合せが難しいということでしたら、右の足裏で左足の甲を摩擦、
次に左の足裏で右足の甲を摩擦すること。
一、二分間、そうするだけのこと。血液が、というのか、良い寝る気(エネルギー)というのか、そんな気が、と言うのか、
そんな気がする。気が付いて見たら両足から心臓の方へと足を伝って電気がつっつっつと通って行くような感覚を実感しました。
この新感覚は新発見でした。
Linz, 15.Dezember 200 |