不眠症に悩まされる? オーストリアからのメール  所謂性的自由の行く末について         

            

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                  とんだ思い込み

            その一、 ウェーツェー、ペーツェー、ヴェーツェー

            その二、 ビーウス、 ビーオス、ビールス

            その三、 Arnold Schwarzernegger "              

 

 

■その一■

ウェーツェー、ペーツェー、ヴェーツェー 


 
 部屋に入って来るなり開口一番のお客さん。 

 「“ウェーツェー“は何処?」 何となく急いでいるようだ。

 「えっ、ううん・・・・・・・・・」とわたし。

 御客さんの質問の意味が飲み込めなかったので、返事の仕様がない。 わたしは押し黙ったまま。

 「すいません。もう一度おっしゃって下さい」とわたし。

 お客さん、もう一度ドイツ語で同じ質問を繰り返す。当地リンツ、人々はドイツ語を喋っている。 が、ドイツ語はドイツ語でもウィーンには所謂ウィーン方言があると言われるように、 リンツにはリンツ方言とでも言われるものがある。                

 御客さん、ドイツ語で話しかけてきたということは分かるのだが、 所謂標準ドイツ語を話しているとは限らない。だから時に、いや,しばしば内容が分からない。もちろん、 耳に慣れていないことが言われて、その言葉が聞き取れなかったということもある。


  「“ウェーツェー”?、、、、、、、、」                 

 わたしは心の中で一瞬戸惑った。変な質問をしてくるなあ、と。どうしてお客さんはこんな場所で“ウェーツェー”が必要なのだろうか、と。

 一度聞いて分からないとき、もう一度聞きけば分かるだろうと期待して聞き返すことも普通にやっているのだが、 それでも分からない。ピーンと来ない。どうしてだろう?


 自宅でのこと。CD−RWドライブのトレーが開いている時、 急に何かの用事を思い出し、椅子から立ち上がって行きかけたときにトレー に足を引っ掛けてしまった。トレーには変に圧力が加わり、 トレーは戻らなくなってしまった。押しても引っ張ってもうんともすんとも言わない。結局、故障してしまった。 新品と取り替えざるを得ない。

 職場( わたしはマッサージ師だった)にあっても、我PC、この部品調達のことが気になっていた所であった。ついつい、 我が家の“ベーツェ ー“のことを心配してくれて、このPCのことを尋ねてくれたのだろうと思ってしまった。 思い込んでしまった。

 「家に置いてあります」

 そんなことはないだろう。何を言っているのか、 といったような怪訝そうな 急ぎの表情を示す。御客さんはわたしにも容易に分かる、想像出来る、あなたにも出来る、 あるジェスチャをされる。

 「ああ、そうですか! な〜んだ。分かりました!」

 自分勝手の都合で思い込んでしまったために、全然絡み合わない会話をしているのでした。


 わたしは“ペーツェー”のある場所を知りたがっているのだろうと思った。


  ウェーツェーでもない、

     ペーツェーでもない。うひぇー。

  ヴェーツェーであった。

  「はいはい、この先真っ直ぐ行って、左に曲がったところにあります」

   わたしは元気良く、答えた。



  [ペーツェー]とは   ドイツ語で PC のこと。

  [ヴェーツェー]とは   ドイツ語で WC のこと。

  [ウェーツェー]とは   ドイツ語で、、、、、、、、、、う〜ん、、知らない。

   ご存知の方人はこっそり教えてください。

 

■その二■

ビーウス 、ビーオス、ビールス
 

 日本から持ち込んできたノートパソコン。ある日、電源を入れてもHDを認識しない。 HD(因みに、“ハーデー”とは読みません、念のため、読んでも良いかも知れませんが)とは英語で 、ご存知のことと思いますが、ハードディスクのことです。

 我コンピュータ画面は真っ黒のまんまだ。 故障か?


 街中まで出掛けて行って、コンピュータショップに持ち込んだ。専門家に原因を訊いた。

  「多分ね、“ビーウス”だよ」

  ビーウス? ビーウスって何だろう、とわたしの心の中。

  と、とっさに思い出した。 「えっ、“ビールス”ですか!?」

 我がペーツェー(もう、意味はお分かりになりますよね)はビールスにやられてしまったのかと思ったのだ。

  「違う違う、“ビーオス”だってば」

  「えっ、“ビーオス”ですか? “ビーオス”って何ですか?」

 説明を聞いて納得がした。 でも説明を聞いた、納得したからといって、我ペーツェーが直ったということにはならなかった。



  ビーオスとはドイツ語でBios。綴られたまま発音するそうな。ドイツ語ではそう言うのだということをそこで始めて知った。

  ビールスとはドイツ語でVirus。英語でもそうだと思います。。



  ビーウスも 

   ビーオスも  

   ビールスも 

  日本語的な発音に慣れていた我耳には同じように聞こえてしまう。
 

 

 

■その三■

Arnold Schwarzenegger

 オーストリア国が誇る、多分最高の“輸出品”であります。この映画スター 知らない人はいないでしょう。

 一時期、元米国レーガン大統領と同じように、 ハリウッド映画界から政治の世界に鞍替えするかも、といった噂が流れたことがありますが、 まだ政治の世界には進出していないようです。
 
 その時の新聞記事によると、理由は二つあると言っていたそうです。

 その一つは映画「ターミネーター3」の撮影が控えている。
 その二つ、自分の家庭、 特に4人の子供たちはまだ幼く、自分を必要としている、と。

 

  ところで、この映画俳優のお名前、何と読んでいますか?


  アーノルド・シュワッツネガー

  アーノルト・シュワツネッガー

  えっ、シュヴァルツェ(ここで一息入れてみる)ネッガーですか?

  あっ、シュヴァルツ(ここでも一息入れてみる)ネッガーですか?

  じゃっ、シュヴァルツェ ネーガーですか?
 

  そんなこと、どうでもよい! ですか?

  日本では“シュワちゃん”と呼んでいるとか、噂に聞きました。

 そんなこと、本人に聞いてみたら分かるのに、、、、、、、、まったくその通り!

 残念ながら、 オーストリアに住んでいながら、このオーストリア出身の俳優に直に会ったことがない。


ドイツ語の発音を日本語に置き換えること、土台無理。                                                                      

 ドイツ語はそのまま、書かれた通りに読みます、ということでしたら、、敢て書いてみれば、    

   「アーノルト・シュヴァルツェネ ッガー」でしょうか?

  それは俺じゃねえよ、と  Terminator ターミネーターご本人が言ってくるかも知れませんね。
 

 


              
 毎日一回、ドイツ語新聞記事を読む、楽しむ  

どちらさまもどいつごもどうぞ

 

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