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 [オーストリア人百人一周]

 

ネガホリックの真相とは?(その  オーストリアからのメール デジカメの故障、修理、その他を巡って 

 

No.23
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 AustrianMail4You 〜〜
        

                       ◆ オーストリアからのメール ◆

      
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   「新ヨーロッパ」の誕生、出現となるのか?



 新ヨーロッパの将来とは?

 そもそも「新ヨーロッパ」とは?

ヨーロッパはこれからも新たに生まれ変わり、いわば「新ヨーロッパ」が出現することになるのだろうか?

ヨーロッパの、いわばド真ん中に居住する一人として、今後の方向性について無関心ではいられません。


今年2004年、5月1日には新たに EU 「欧州連合」の“Osterweiterung” 「東方拡大」つまり、10カ国の EU への加入が予定、いや確定しています。

その10ヶ国とは中東欧の、所謂旧共産主義諸国からの加盟と言っても過言ではないと思います。

   チェコ

  エストニア

  キプロス

  ラトヴィア

  リトアニア

  ハンガリー

  マルタ

  ポーランド

  スロヴェニア

  スロヴァキア



ドイツ語で “Osterweiterung” 東方拡大、つまり旧中東欧共産主義諸国を仲間に入れてあげましょう、ということでしょう。




1917年のレーニンによる、ロシア革命を端緒に以降約60年間に渡って、世界中は共産主義陣営からの陰に陽にと激しい攻勢を受けて来た。 東ヨーロッパ諸国はソ連共産主義の衛星国となり、中国も毛沢東による共産革命で赤化、北朝鮮は金日成、 カストロに率いられたキューバを初めとして中南米諸国も共産主義運動の格好の餌食となった。アフリカの多くの国々も共産主義に侵されて行った。 恰も共産主義が標榜するように、世界の共産主義革命が達成されるかの観があった。

共産主義は民主主義を標榜する西欧世界の諸国の中へも巧みに入って行った。西欧諸国の人々のうちに、特に若者たちの間に浸透して行った。

至る所に民主、共産とそれぞれの陣営の属する者たちとの間で確執が絶えなかった。特に大学は格好の舞台となり、 共産主義に染まった学生たちとそれに反対する学生たちとの間でのつば競り合い。ゲバルトを使用するのは共産主義学生たちであって、 キリスト教を信奉する学生たちは防衛側に回るしかない。

 

当時を振り返る。わたし自身にも個人的な痛い、目の上のたんこぶといった思い出として残っていることがあります。

ドイツ・フランクフルト大学キャンパスで「共産主義は間違っている!」といったビラを仲間たちと一緒に朝登校してくる学生たちに配っていたことがあったが、頭に来た共産系の学生が5、6人、ゲバ棒等を振りかざしながら、突然我々に襲い掛かろうとした。

我々は逃げた。彼等は追っかけてきた。確か図書館前の広い所へとやって来た。それぞれが一対一に対峙しあった。相手は武器を持つ。武力を使わなければ相手を屈服できないとでも思っている。こちらは素手だ。距離を置きながら相手の出方を伺う。

わたしはわたしよりも図体の大きいドイツ人と相対する。その憎しみ、相手を痛めつけてやろう、傷つけやろうとする敵意、ドス黒い闘志がその目には感じ取られる。

わたしは一人を相手にしていると思っていた。ところが知らぬ間に別の一人が背後に回り、わたしの脳天を割るかのように、武器として持っていた重そうな平板を振りかざした。 わたしは打撃を受けた。が、怯まなかった。石頭だったのかもしれない。のちほど大きなこぶが脳天で出来上がってしまい、お陰様で身長も何ミリか伸びたかのようだった。

背後から打撃を受けたかと思ったら、今度は前面に居た大男が私にパンチを食らわせようとその右手、握りこぶしを我が顔面に向って送ってきた。わたしはかろうじてそのパンチを退けた。しかし何かがかすっていった、と感じた。

そうこうするうちに誰かが気を利かして通報しておいてくれたらしい。地元の警官たちが急遽駆け付けて来て、この暴力学生たちを一網打尽に逮捕しようとしたが、学生たちは捕まる前に全員逃げた。

そこに居残ったわたしと仲間たちは警察へと“連行”され、事情聴取を受ける。わたしは顔写真を取られた。鏡を望み込んで見れば、右側の目、眉毛の下、まぶたのところが掻き傷で青黒く大きく腫れ上がっていることが分かった。


何たる顔! これが自分の顔か。ひどい顔だ、醜い顔になってしまったものだ。見られたものではない。

オレをこんな目に会わせやがって、許せない! 畜生!」

心の中で叫び、罵倒していた。

「オレの目をこんな目にしやがって、許せない! 絶対に許せないぞ!」


話に聞くと、わたしを殴ろうとしたその学生の手の甲、指一本一本に鉤がくくり付けられた、そんな皮手袋をしていて、 パンチを受けるとその鉤で皮膚が抉り取られるようになっている、そんな武器が付けられていたということであった。 その学生の人相等を詳しく説明したが、結局、フランクフルト警察としては犯人の特定が出来ず、傷害罪での逮捕に至らなかった、と後日連絡を受けた。

十字架上で亡くなって行ったイエス様が自分に危害を加えているものたちについて言ったとされる。

        Father, forgive them, for they know not what they do.

      Vater vergieb ihnen, denn sie wissen nicht was sie tun.

       「
天の父よ、許したまえ、彼らは何をやっているのか分からないのですから


わたしもイエス様のように、共産主義の学生たちは何をやっているのか自分たちは分かっていないのだ、ということで、醜くも膨れ上がってしまった右目の上を右手で元の状態に戻そうとするかのように軽くさすりながら、自分に言い聞かせていた。

    「何をやっているのかやつらは分からないのだ。まあ、許してやろう


犯人を捕まえられないというフランクフルト警察に対する不満を少々感じながらも、既に起こってしまったことに対しては諦めて、その犯人については、上のように自分を納得させることを思って もみたが、自分はやはりイエス様ではない。個人的な感情がふつふつと、まるで腸(はらわた)が煮えくり返る思いであった。そうであってはいけない、と理性では理解していても、感情的に反発するのであった。


 


  東西ドイツを無慈悲にも分断し続けていたベルリンの壁! 

  ”Die MAUER muss WEG!”               

     ”Die MAUER muss WEG!” 

  
”Die MAUER muss WEG!”

   声は日増しに大きくなっていった。

”Die MAUER

MUSS 

WEG!”

 ベルリンの壁のこちら側で、我々はシュプレヒコールを叫び続けていた。

「壁を取り外せ!」 


    
「壁を取り外せ!」


 
 壁を取り外せ!


1980年代、旧ソ連におけるゴルバチョフ大統領による、ぺロストロイカ政策等の実施を通して、終には、共産主義の崩壊! 終焉となった。

共産主義が崩壊するとは誰が予想出来ていただろうか。西欧社会でのキリスト教、民主主義はまるで共産主義に取って代わられてしまったかの如き様相を呈していた。共産主義に対抗するだけの力、対案を提出できる力を失っていた。

 

 


さて、加盟を予定している10ヶ国はどんな思い持って加盟を待っているのでしょうか? 


 

キプロス

つい最近、トルコ領とギリシャ領に分かれたキプロスを巡って、ちょっとした動きがあった。アナン国連事務総長を仲介に、キプロスの再統一が話題に乗った。このキプロスも EU連合加盟予定の一国となっているのだが、1974年以来、国自体がトルコ側 とギリシャ側といういわば”二国”に分割化された形になっているので、キプロス一国というよりも、ギリシャ領だけが EU に加入する形になるかもしれない、ということで、それはおかしい、キプロス全域が一括して加入すべきだ、という意見が出て来た。統一されたキプロスとして加盟できるかは予断を許さない。

ポーランド

ポーランドの大統領は EU加盟のための交渉では結構、独自の立場をはっきりと打ち出していた。事故に会い、それでも車椅子に乗ってやってこられた意気込み。ポーランドという国は他国からの侵略やら国土の分割やら、色々と体験してきた。共産主義国家になった後も、国民は苦しんでいた。


人間を人間と思わない、誠に非人間的なイデオロギーに毒されてきてしまった国々の人々、共産主義の桎梏に苦しんで来た人たち、その国民たちは共産主義政権下で自由に生きることができなかった。元共産主義諸国の EU 加盟は如何なる影響を与えることだろうか。如何なる挑戦を突きつけるだろうか。

確かに、加盟予定国は経済的に見ると、先進西側ヨーロッパ国の水準にはない。加盟することで EU 全体からの恩恵を受けたいということでもあろう。


先週、ドイツのベルリンでフランス、ドイツ、イギリス三国の首相による会談があったが、ヨーロッパの統合を目指す道には、加盟国、特にヨーロッパ“大国”に対する別の加盟国、例えば、スペイン、イタリアと言った国からの反発がある。「この三国は自分たちの意思を他の加盟国に押し付けようとしている」というのがイタリアの言い分であったが、当三国の代表は共同記者会見でそれを否定している。

ヨーロッパの統一を目指してのEU結成ではあったが、加盟各国の思惑はいつも付いて回るようです。牽制し合ったり、非難し合ったり、と。


 1995年に加盟したオーストリア国、、、、、現政権は相変わらず国民党(ÖVP)と自由党(FPÖ)との連立政権を維持しているが、一時期、確か2000年だったか、右翼の自由党がオーストリアの政権に初めて参加するということでヨーロッパ各国は色めき立ち、自由党が政権に参加することに抗議するということでEU加盟諸国からオーストリア国は総スカンを食ったことがあった。

 時代は変わったというのか、面白いことに、European Commission 欧州委員会の委員長 Romano Prodi ロマーノ・プロディ(元イタリア首相)の後釜として、オーストリア国の現首相、Wolfgang Schüssel ボルフガング・シュセルの名が挙がっているとのこと。


とにかく、旧中東欧共産主義諸国の加盟を機に、人間の自由意思を虐げられてきた人々が心から解放されるように、加盟予定国に対する既加盟国の責任は重大かと思われるのです。                        

”Die Mauer muss weg!” 人間の、「心の中の壁」も取り除かれる日が早く来ることが望まれるのです。

Marchtrenk, 24.Februar 2004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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